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応募予定者へのメッセージ
齊藤 千春
地域:紀美野町 活動時期:H31~R3
活動分野:地域団体の活動サポート
3年間の活動を通じて、
地域に愛着がわき、
地域への想いが大きくなった
地域の決め手
私が紀美野町の協力隊になろうと思った決め手は、地域の皆さんがあたたかく接してくれたことです。特に、協力隊になる前に地域にふれてみることは、とても大切だと思います。
面接を受ける前に「町がどんなところなのか見においで」と、役場職員の方が言ってくださり、事前に地域を見ることができたので安心できました。
その際、地域の方とも面談させていただいて、先輩隊員が町を案内してくれたりしました。なので、地域に移住してきた時は「よく来てくれたね」といって快く受け入れてくれたのだと思います。
どんなにミッションが魅力的でも、地域の方とうまくいかなかったら続けていくのは難しいと思います。たとえ、ミッションが思うようにいかない時も、地域の方の支えがあれば乗り越えていけると思います。
3年間で膨らんだ
地域への想い。
地域おこし協力隊の3年間は思った以上に短かったです。地域おこし協力隊を任期満了した後に何をしようか考えたとき、自分の中で地域への想いが大きくなっていることに気づきました。なので「もっと地域の活動に携わりたい!」と考えるようになり、退任後も引き続き地域に定住し、地域団体の活動サポートを行う集落支援員(※)に着任しました。隊員の頃と同様、地域の方をはじめ周りにいる皆さんに支えていただきながら、日々楽しく活動をしています。
※集落支援員…地方公共団体の委嘱を受けて、集落点検の実施、集落のあり方に関する住民同士・住民と地方公共団体の話し合いの従事、移住者を地域に受け入れる仲介役を担う
西川 知希
地域:日高川町 活動時期:H30~R3
活動分野:空き家利活用
これからの3年間を
どう生きていこう?
現状に不満があるのなら、
環境を変えてみる
「今がずっと続く未来は、僕の望む未来像ではなかったから」表現は濁しますが、これが、僕が地方移住を考えた理由です。でも、地方移住には仕事の不安がついてまわります。それを解消する1つの策が、地域おこし協力隊制度だと思っています。地域おこし協力隊は、3年間という任期があるものですが、地域の人と密に関わる事ができ、安定した収入を確保でき、更に、やろうと思えばチャレンジも出来るという田舎暮らしを志す人にとっては非常に良い制度です。「自分の活躍できる場所ってあまりないな…」と思っていても、環境を変える事で道が拓かれる事もあります。そういう意味で、地域おこし協力隊制度を利用して、まったく新しい事にチャレンジしたり、自分のスキルを生かした取り組みをしてみるのもいいんじゃないかなと思います。
やりたいことを
あきらめる必要はない
地域おこし協力隊は、「地方で自分のしたい事が出来る制度」だと思っている方が多くいる一方で、自分がやりたいことが思うように出来ずに悶々とした日々を送っている協力隊もいるというのは良くある話です。こういった「したい事ができない状態」に陥る理由は色々とあると思うのですが、まず前提として、協力隊という制度が税金で賄われている制度だということを十分に理解できていないことが原因にあるように思います。税金の使い道は、公共性というものが重要視されます。だから、自分本位な取組というのは良いように捉えられません。これは、アプローチの仕方の問題で、「こういう事が地域の課題だから、自分のしたい事は地域にとって意味があるはずです」という納得のいくストーリー作りが出来ていないからだと思います。自分のやりたいことをあきらめる必要はないです。でも、やりたい事をするためには、多角的に物事を見て、考え方を柔軟に変える必要はあるのかなと思います。